革ジャンは漢の一張羅

今回はギターの機材の話ではなく、久々にファッションの話でも。

 

皆さん革ジャンは好きですか?

ここ数年、特に女性の方が春や秋に着ていて、様々な着こなしを見る機会が増えてきたように思います。

個人的に、派手な柄のワンピースにダブルの革ジャン羽織ってる女性は好みですねぇ(^ω^)

そこにドクターマーチンのブーツ合わせてたら最高(^^)

って、テメェの女性ファッションの好みはどうでもいいですねw

 

革ジャンは昔から好きなのですが、好きなのが高じて今回のエントリーを書くのにあたり、先日革ジャンをオーダーで作ってもらっちゃいました!

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自分でUPしといてアレだけど超カッコいい\(^o^)/

これから暖かくなりますし、まさに革ジャンシーズン到来って事でこの革ジャンをオーダーするまでに至る話を、気ままに語ってみようかと思いますのでしばしお付き合いください。

 

元々はパンクロックが好きで、シドヴィシャスとかラモーンズみたいなパンクなミュージシャンが着てる革ジャンを着てみたいという、密かな憧れは昔からあったのですが、僕が多感な学生の頃はストリート系のファッションが大流行中でしたし、周りもそういうファッションの人達ばかりでした。

当時の流行については細かく書きませんが、そんな流行の波に飲まれていた僕は毎月ファッション雑誌を読んでは、流行ってるお店や服、サブカルチャーをチェックする等情報をインプットしていました。

バイトで稼いだお金は服に使う事が多くて、当時はギターはあまり弾いてなかったし、機材なんか全然買ってなかったなぁ(^^;;

それこそ今の若い子達が履いてるようなハイテクスニーカーを当時は履いてましたし、着てる服も今では細めの服が多いですが当時はワンサイズ大きめの服を着る事が多かったように思います。

そんな状況でしたので、学生時代は革ジャンにチャレンジをする事無く大学を卒業し、そのまま社会人となるわけですが社会人になれば学生時代と比べて、経済的には余裕が出来てきます。

仕事が休みの週末しか私服を着る事はありませんが、だったらその時に良い服を着よう!と、ここで昔からの憧れを叶えてみようという気持ちが沸沸と芽生え始めていました。

 

その頃は今みたいにネットで簡単に情報を調べられる時代ではないので、昔写真で見たり人から聞いたり、ファッション雑誌でかいつまんだ知識くらいしか無く、革ジャンと言えばショットのワンスター!というイメージがずっと頭の中にありました。

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シドヴィシャスもラモーンズもワンスター着てますよ☆

やっぱりパンクロックが好きならワンスターでしょ!という、昔からの憧れを形にすべく冬のボーナスが入ったタイミングで、大学の先輩が働いてるお店でショットのワンスターを購入し、晴れて革ジャンデビューをしました!

確か購入したのは2005年頃だったかと思います。

 

後から調べたら革ジャンもアメジャン、ロンジャン等様々な種類があり(この辺りの話をするとまた長くなるので今回は割愛します…)、他にも選択肢があったかと思うのですが、当時は革ジャンを初めて買えた事が嬉しかったのでそのワンスターをとにかく着倒しましたし、実は革ジャン買った1年後のタイミングでバイクに乗るようになりました(この話もまた後日…)!

少しだけ脱線しますが、先程から話しているダブルの革ジャンと呼んでるモノは、本来バイクに乗る際に着るジャケットで、ライダースジャケットというのが正式な名称です。

ライダースって呼ぶのは何か重いなと僕は思っちゃうので、ここでは革ジャンってライトに呼んでますが元々はバイク乗り向けに作られた服なんです。

そんなライダースジャケットと呼ばれるくらいの服ですから、バイクに乗るのに色々と都合が良い機能が盛り沢山!

風が中に入り込まないように袖口を絞れたり、前の合わせが二重になってたり(これがダブルの由来)、転倒しても分厚い革で身体を守ってくれたりと、コレ着てバイクに乗ってくれ!と言わんばかりの服ですので僕もバイクに乗る際にはガンガン着てました!

今考えると頭おかしいとしか思えないのですが、冬にバイク乗る時でさえもめっちゃ寒いのに着てましたw

そうやって着込んでるうちに、初めは硬かった革も身体に馴染んできて、気が付いたら自分の腕のラインにピッタリ合う、立体裁断のような形が革ジャンにつくくらい馴染んでました!

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いい感じにシワやヨレもあって、新品から15年経ってここまで育てられた事は誇りに思っています!

 

その後名古屋へ転勤となったのですが、もう既に解散してしまった以前に組んでいたバンドのボーカルが革ジャン好きで、お互いこういう仕様が良い、ああいう形が好きとか革ジャン好きしかわからないようなコアな話をしていくうちに、ワンスター以外の革ジャンにも食指を伸ばすようになってきます。

そこでお互いに、ヤフオクという沼にハマってしまい、状態はそこそこで安価な革ジャンを落札したり、リサイクルショップで掘り出し物を見つけたりしながら一時期はワンスターを入れて4着、革ジャンを保有してました。

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形も種類も違って、こうやって見ると良いラインナップですねw

 

ただ、僕はサラリーマンで普段はスーツを着てる人間なので、私服は週末の2日しか着ないのに革ジャン4着は明らかに多過ぎるんです…

あと、革ジャンって着られるベストシーズンが意外と短いです。

こんな話をすると身も蓋もないんですが、革ジャンって硬くて重い割にはそこまで暖かくなくて、通気性が良いわけでもない結構不便な着物だと思っています。

そう考えると、革ジャンのベストシーズンって3月中旬下旬〜4月下旬、9月下旬もしくは10月上旬〜11月中旬くらいまでじゃないですかね。

その限られた時期で、毎日着る物ではないとなると、そんなにたくさん持ってても着ない革ジャンが出てくるし、極論を言えば本当に気に入った革ジャンが2着あれば十分なんじゃないか?という考えになっていきました。

極め付けは、こんな革ジャンばっかり持って普段着てる僕を見てる嫁さんが、革ジャンが欲しくなったとの事で昨年の誕生日プレゼントに革ジャンをプレゼントしたのですが、そこで自分も新品の革ジャンを欲しくなってしまった事です。

ワンスターも新品から15年かけて、あそこまで育てたのだから僕もまた新しい革ジャンを自分色に染めたい!という欲が出てきたわけです。

ヤフオクで買い漁ってた頃は、新品の革ジャンなんか全然興味無かったのに不思議なもんですね(^^;;

 

そんな時に、普段お世話になっている大須のパンクな古着屋「The Vintage Garden」で革ジャンのオーダーが出来て、しかも10万円以内のリーズナブルな価格で作れるという話を思い出しました。

ワンスターの新品でさえ今は10万円近くしますし、ロンジャンの代表格のライトニングですと17万円以上のお値段で、とてもしがない一般庶民には買える代物ではないですからねぇ(´Д` )

ちょうど40歳の節目という事で、嫁さんから誕生日プレゼントとして少しカンパをしてもらえる事になり、手持ちの革ジャンをワンスター1着だけ残して全てメルカリで売るなりして(シングルの革ジャンは革ジャンデビューするバンドのドラムに譲りました)資金を作り、仕様をバッチリ決めてオーダーして待つ事約1ヶ月、カッコいい自分だけの革ジャンがついに出来上がったわけであります☆

 

出来上がった革ジャンの仕様等については、いろいろと拘りを詰め込んだ逸品につき、これまた語り出すと長くなるので別のエントリーで書かせてください(^^;;

 

革ジャンってとにかく漢(おとこ)らしい着物だと昔から思ってます!

決して機能的ではないし、硬くて重くて暑くて不便だし、服のキャラが強いので誰にでも簡単に着こなせる服では無いです。

しかし、その頑固な特性を理解した上で着こなしてる人って街で見てもすぐわかりますし、自分に似合う革ジャンを着こなしてる人は例外無くカッコいい!

まさに漢の一張羅!

 

今は流行っていて老若男女様々な方が着てますけど、流行が去った所で昔からずっとデザインが変わらず着られている、定番のアイテムとしての地位を既に確立してますし、これからもきっと着続けられる服だと思います。

僕も最初に買ったワンスターと今回オーダーした革ジャンは、ジジイになっても着続けていきます!

 

長くなりましたが、今回は革ジャンについてのお話でした。

これから暖かくなりますし、コロナの騒動が収まった暁には革ジャン着てガンガン出掛けたいですね!