マーシャルをぶっ放してみた♫

どうもです!

GWに突入しましたね。

まぁ、今年もコロナ禍でどこかに出かける予定も無いので、近所をブラブラするくらいでのんびり過ごそうかなと(^^)

 

さて、前回のブログでマーシャルのSC20Cを購入したお話をしましたが、先月末にバンドでリハがあってスタジオに持ち込んで爆音でぶっ放す機会があったので、音作り等色々と気付いた事についてお話したいと思います!

f:id:fkdk1:20210503010025j:image

バンドのリハでは、家で作り込んできたセッティングで音を出すのを楽しみにしていたのですが、まずアッテネーター無しで音を出して思ったのは、とにかく音量がデカい事∑(゚Д゚)

ちょっとマスターボリューム捻ったら、20wのアンプとは思えないとてつもない音量が出て、まぁビックリしましたよw

5wに出力落としても十分デカいです。

前回のブログで、SC20Cはマスターボリュームをある程度上げて、それからプリアンプのゲインを上げると良い音作れると書きましたが、マスターボリュームをある程度まで上げてしまうと音量がデカくなり過ぎて現実的ではないですね…

元々マーシャルの音はハイ上がりなのに、マスターボリュームを上げると更にハイがうるさくなって音の収拾がつかなくなってしまいました。

リハの時にはスタジオ備え付けのJC-120の上に置いて、スピーカーの正面から音を聴いていたので尚更です。

挙げ句の果てにはボーカルにうるさいと言われる始末(´Д` )

ウチのバンドは爆音を売りにしているのではなく、あくまで歌があってのバンドなのであまりにデカ過ぎる音は、アンサンブルにとって邪魔でしかないのです。

歌を邪魔してしまうのは本末転倒なので、結局リハの最中には細かい音の修正は出来ず、マスターボリュームを下げて対応をするしかありませんでした…

マーシャルは音がデカいとは聞いてましたが、小型の真空管アンプでもその特徴が生かされているとは(^^;;

 

さすがにこのままだと、せっかく買ったマーシャルのSC20Cがバンドで使えないので、一度スタジオへ持ち込んで個人練に入ってみる事にしました。

前にオレンジのRocker 15 terrorをスタジオに初めて持ち込んだ時も、納得のいく音が最初から作れなくて個人練でみっちり音作りを詰めた経緯があったのです。

やはり、家でアッテネーター込みでの小音量で鳴らすのと、スタジオのデカい音で鳴らすのとでは全然聴こえ方が違うので、1人でじっくり音を作り込む作業は初めて使うアンプでは必要ですね。

ちょうど前回のリハが終わって、メインのレスポールを調整に出していて完了したと連絡が入ったので、引き取りがてらSC20Cを持ち込んで、今日2時間個人練に入ってガッツリ音作りをしてみました♫

f:id:fkdk1:20210503005954j:image

一から音作りを詰める時に自分なりのやり方ってのが実はありまして、前にオレンジのアンプでも試したやり方が、まずアンプのEQを全部ゼロにして、そこから各パートを少しずつ上げていく方法です。

人によっては全てのツマミをフルテンにして、そこから削っていくやり方もあるようですが僕の場合は逆です。

減点式より加点式ですねw

ここで、全部EQをゼロにして思ったのが、トレブルはゼロでも十分ハイが出てるなって事。

マーシャルのアンプがハイ上がりなのは百も承知とは言え、ここまでハイが強いアンプなのかと改めて知る事となりました。

そして、マスターボリュームは上げ過ぎると音が収拾つかなくなるので、プリアンプのツマミで歪み具合をある程度決めてしまって、マスターボリュームは単純に音量調整として使います。

マスターボリュームを上げるとパワーアンプの歪みも加わって、より深みのある歪みになるかと思うのですがアマチュアでやってる僕のようなギター弾きがやるライブやらリハやらでは、そこまでの音量が出せないのでパワーアンプの歪みは期待しないでおくのが良さそうです。

EQについてもトレブルは極力下げて、ミドルも上げ過ぎると音がキンキンするので以前ほどは上げないように控えめに、ベースは適切な音量でもスカスカにならずに音圧が出るくらいに、プレゼンスは最後の微調整に使うように設定したら以下のようにまとまりました!

f:id:fkdk1:20210503011434j:image

左から

PRE-AMP:7

Master Vol:2〜3

TREBLE:2

MIDDLE:6

BASS:6

PRESENCE:2〜3

 

何度もツマミを弄って、アンプ直で納得のいく音がこのセッティングでようやく固まりました♫

ハイがうるさ過ぎず、ミッドローもコシがあり、ブリッジミュートでもズンズンきて、ピッキングの強弱でニュアンスがつけやすく、ギター本体のボリュームにもしっかりついてくる音です。

バンドで合わせてみないと何とも言えないですし、これで完成では無いですが基本となる音はこのセッティングで出せますので、あとはここから微調整すれば対応は出来るかと!

f:id:fkdk1:20210503012437j:image

エフェクターボードもマーシャル用の簡易ボードを持ち込んで、こちらもセッティングを詰めてきました。

やはり、アンプの音量を抑えた方がエフェクターのかかり具合にも余裕がありますし、SD-1でのミッドブースト気味な歪みも、前回のリハの時よりノリが良く効果がわかりやすいです。

ミドルも抑えた方が、ブースターを噛ませた際の効果がわかりやすいので、多少の余裕を持たせた方が良さそうです。

クリーンブースターの音量変化も如実にわかりやすく効果が出ました!

今までどんだけデカい音で弾いてたかって話ですねw

 

以上、マーシャル SC20Cのセッティングについてのお話でした!

前回のブログでマーシャル特集のギタマガを読んで、いろいろセッティングを参考にしたとお話しましたが今回自分でセッティング弄ってみて、マーシャルは他人のセッティングがまるであてにならない、難しいアンプだという認識に至りました。

プロギタリストのマーシャルのセッティングでも、たまに極端なセッティングを見る事がありますし(アベフトシやトムモレロ等)、付き合い方が難しいアンプだからこそ極端なセッティングにしてでも、自分の音を作っていくアンプなんでしょうね。

実際に、トレブルとプレゼンスを0にしてミッドとベースをフルテンにした通称、アベフトシセッティングでもそれなりに良い音が出たのも事実ですw

それだけに、付き合い方がわかってドンピシャなセッティングが出来たら、最高の音を出してくれる相棒になってくれるのではないかと思っています♫

ピッキングでも変わってくるんだろうなぁ。

この固まったセッティングで、実戦投入をするのが今から楽しみです!

 

ではでは!

 

追記

写真撮るの忘れましたが、スタジオに備え付けのマーシャル4発キャビにも繋いで弾いてみたところ、10インチ1発よりもレンジに余裕があって、ハイのうるさい部分が抑えられてマイルドに聴こえました。

出力に余裕があると言えばいいのか、10インチ1発で無理して出している音を12インチ4発で、包み込むような音に仕上げてくれた印象です。

同じセッティングでも、キャビでこうも変わるか?ってくらいに音が違いましたね。

まぁ、スタジオやライブハウスに置いてあるキャビネットも、スピーカーの消耗具合等のコンディションで音が変わってくるので一概に同じ音が出るとは言えませんが、キャビネットによる違いが如実に感じられたのは新鮮な体験でした。

こうなると、より手軽に持ち運びが出来るミニヘッドタイプのマーシャルが欲しくなってきたのも事実ですが、さすがにこれ以上は散財出来ないので諦めます(^^;;

候補はシルバージュビリーのミニヘッドだな〜!と、妄想だけ膨らませておく事にしますw