機材紹介:アンプ編その2
以前、CarvinのV3Mというミニヘッドアンプをご紹介しましたが、今回は真空管アンプ紹介第2弾です!
今日紹介するのはこちら!
Crate VC508です。
出力は5wで、1toneにGainとマスターボリュームが付いてるシンプルなフルチューブのコンボアンプです。
コントロール部分はこんな感じ。
ラインアウトの部分に分岐ケーブルを挿し込む事で、センドリターンも使えるようになってます。
ネットでの評判を聞きつけ、シンプルな回路で気軽に弾ける真空管アンプが欲しいな〜と思ってヤフオクを漁っていたら、お買い得な価格で出品されているのを発見。
競合する事なくすんなりGet出来ました!
音に関しては、良い意味で古臭い音がします。
ナチュラルなオーバードライブですが、ミッドに独特のクセがあり、系統としてはVOXのアンプに近いかと思います。
Gainは上げ過ぎるとファズっぽいニュアンスになるので、目盛りの6〜7くらいが弾いてて気持ち良いポイントですね。
3〜4くらいのクリーンとクランチの間くらいの音も良い感じ♫
toneは1つだけですが、エフェクターのtoneのように右に回すと明るい音になる仕組みではなく、1〜3くらいまでは音がこもって、4〜6くらいが明るいカラッとした音で一番美味しいポイントが出ます。
7〜10だと低音がブーストされるような感じで、これまた抜けが悪くなるので使う時はだいたい4〜6で美味しいポイントを探してます。
音はナチュラルですが、真空管アンプ独特の音の立体感があり、ギターの特性をそのまま加工する事なく出してくれるので、良いギターで弾くと抜群に良い音をアウトプットしてくれますが、右手のタッチにとても素直なのでヘタクソなのがモロバレですw
このアンプで練習する事で、ピッキングには相当シビアになりました。
V3Mだと、いくらでも音を作り込めるのでまだごまかしようがありますが、コイツは一切ごまかしが効きません(^^;;
それまでは、アンプのGainを上げて気持ち良く弾いてましたが、このアンプを手に入れてからはピッキングで歪ませる事をより意識する事が出来て、アンプに限らずエフェクターもGainの設定を以前より下げるようになりました。
結果、そうした方が音が抜けますし右手で音をコントロール出来て楽しく弾けるんですよね!
ただ、5wとはいえ真空管アンプですので家で弾く時はそこまでマスターボリュームを上げられません…
てなわけで、先日バンドのリハに持ち込んでフルボリュームでぶっ放してきました♫
レスポールに直で挿してぶっ放してきましたが、マスターボリューム全開にするとパワー管がフル稼働してくれて、ハイとミッドがパンパンに張った素晴らしい音を奏でてくれました!
やっぱり真空管アンプは、マスターボリューム上げてなんぼですね!
パワー管まで歪ませてこそ真価を発揮すると思います。
さすがに5wだとバンドで使うには音量が足りないので、今後も家での練習用になりそうですが古臭い音が欲しい時、ギターそのものの音を味わいたい時には最適なアンプです!