迷いを断つ!
どうもです!
先日、出張先にて急性胃腸炎で倒れて地獄を見ましたが、何とか復帰しました。
後から聞いたのですが、どうやら胃腸炎はインフルエンザばりに流行ってるらしいので、皆さまもどうぞご自愛くださいm(_ _)m
先日のブログで音作りの試行錯誤について書きましたが、今日で区切りをつけました!
もう音作りで悩むのは終わりです!
バンドでの音作りは、演ってる音楽がロックンロールという事もあり、そこまでの歪みも音圧も必要としていません。
自分のメインギターは本来レスポールカスタムでしたが、以前にもブログで触れたようにたまたま持っていったセミアコの音が、バンドメンバーから好評だった事もあり最近までセミアコで練習、音作りをしていました。
それこそいろんなペダルをたくさん試して、あ〜でもないこ〜でもないと言いながらもセミアコの音がだんだん気に入ってきて、音のレンジが狭かったりハイフレットが弾きづらかったりとハンデもある中で、いろいろと試行錯誤をするのが楽しくなってきたのですが、自分の中でのメインギターはやっぱりレスポールという思いはずっとあって、ライブによってセミアコと使い分けをしようと当初は考えていました。
ですが、ここに来てメンバーから、気分であれこれギター変えちゃうのは節操ないしどうなのよ?という意見があり、だったら自分の音をバシッと決めて、ギターも1本に決めようと思い立って、試行錯誤の日々にピリオドを打ったわけです!
使用ギターは本妻のレスポールカスタム、ペダルは写真の3つでシンプルな構成に落ち着きました。
ギターに関しては、セミアコの音がだんだん気に入ってきていた所ではあったのですが、ギターとしての弱点も残念ながら幾つかあったんです…
まず1つ目にして最大の弱点は、チューニングが狂いやすい事。
特に3弦をチョーキングしてると、フルコードを鳴らした時でも明らかにズレてるとわかるくらいにチューニングが狂います…
新しく弦張り替えても、リハの時には1曲終わる度にチューニングしないといけなかったり、ステージで使うには正直どうかな…と思う点があったのは事実です。
おそらくナットの調整をすれば改善出来るんだと思いますが、ペグの回す感触がレスポールに付いているグローバーペグより違和感を感じていたので、その点でも大きなマイナスでした。
2つ目は、音がバラつく事。
セミアコだと仕方ないのかもしれませんが、レスポールのようなソリッドギターだと音がギュッと凝縮されたような感覚なのに対して、セミアコは良く言えば音の広がりがあるのですが、悪く言うと音がバラついてどうしても軽く聞こえてしまうんです。
それがセミアコの特徴でもありますし、その特徴に合わせた音作りをすれば良いという意見もあるでしょう。
実際に、バンドメンバーからはその音の軽さがバンドの音に合っていると評判が良かったのも事実です。
でも、弾き手としては物足りなさも感じていて、特にソロの音の説得力が弱いな〜とずっと思っていました。まぁ、この点については自分の実力不足もありますが(^^;;
3つ目はハイフレットの弾きづらさ。
セミアコでもES-335みたいなダブルカッタウェイではないので、レスポールと比べてもハイフレットは相当弾きづらく、17フレットで1弦をチョーキングするので精一杯です…
まぁ、そこまでハイフレットでソロをピロピロ弾くような曲も無いですし、自分もそんなキャラのギター弾きではないのですが、表現の幅が狭まるというのはオリジナル曲のバンドでギターを弾く上でマイナスだし、何より勿体ないな〜と思うわけです。
これらの理由から、ギターはレスポールカスタムへ戻しました。
レスポールカスタムでセミアコに近い音は出せても、セミアコでレスポールカスタムのような音は出せないんです。
セミアコに積まれてるPUはそこまでパワーが強くないシングルコイルのPUなので尚更です。
ただ、ずっとレンジが狭く音の軽いセミアコで良い音を出そうと練習していた事で、レスポールカスタムに戻してからは自分でも明らかにわかるくらい良い音が出せるようになっていました!
ギターソロでは特に顕著で、確実に以前より右手のピッキングでニュアンスの違いが出せて、より艶のある音が出せるようになったので、セミアコをずっと弾いていた事は逆に良かったんだなと思います。
ピッキング矯正ギブスみたいな効果があったんでしょうかw
セミアコを弾いていた事も決してマイナスではなかったという訳です!
ペダルに関しては3つでシンプルに。
Box of Rock(以下BoR)でクランチサウンドを作っておいて、PD-01で軽くブーストするとロックなバッキングに最適なオーバードライブの音が出せます!
弦に余分な歪みがまとわりつかない音と言いますか、芯の残った音です。
バッキングの音で既に完成度の高い音を作れているので、ソロはBoRに付いてるクリーンブースターで音量を上げるだけでOK!
必要に応じて、TS系等のミッドブースターを前段に置けば更にバリエーションが増しますが、現時点ではこの組み合わせで対応は出来ます。
このクリーンブースターは同じZVEXが出してる、Super Hard onと同じ回路らしいですね。
BoRがギター本体のボリュームに対する追従性が抜群なので、音を抑えたい曲ではギター本体のボリュームを絞ったり、PD-01をオフにしてBoRのクランチだけにしても対応可能です。
BoRは何度もスタメン落ちしては、レギュラーに戻ったりしてましたが、やはりここぞという時には頼りになるペダルで最終的にはレギュラーの座を獲得する事になりました!
歪みに関してはこの2つのペダルで3種類の音が出せて、更にギター本体のボリュームで微調整も出来るので何でもこなせます!
空間系についてはディレイをロカビリーテイストの曲でショートディレイをかけるのに使ったり、数曲のソロにかけるくらいなので、このバンドではシンプルなディレイが1つあれば十分。
前にハードオフにて激安で購入した、グヤトーンのディレイは良い意味でクセがあり、空間系に関心が薄い自分でもかけていて気持ち良く弾けるのでとても重宝しています!
これらのペダルをボードに組まず、敢えて床に直置きスタイルでステージに立とうと思っています!
実は先週あたりから、セミアコでの音作りに際して所謂「ファズ沼」にハマりかけていて、ファズをバッキングで使う事に快感と変なマイノリティー根性を見出していたのですがそれも止めました。
まぁ、ファズはファズで面白いですし、今後使い道も出てくるかもしれませんが試行錯誤をいろいろとしていると、「音作り迷子」の状態になっている事に気付く事が出来ず、自分の軸がボヤけてしまうのが改めてわかりましたね。
自分のような飽き性で気分屋は、コレと決めたらコレ!という確固たる軸が必要なんだと思います。
そして、決して妥協ではなくこの音に決めたんだという、自己暗示のようなものも同時に必要だなと。
結果、シンプルイズベストな構成になったので、リハの時の荷物も減って良い事ずくめです(^^)
最近はリハにやたらたくさんペダルを持っていってたからなぁ〜…
いろいろとペダルを試して音作りをするのは確かに楽しいのですが、試していくうちに音作り迷子になってしまい、結果自分の求めている音から離れていってしまうと本末転倒なので、自分の中でのブレない軸を持つ事がギターを弾く上で大事なのだと改めて実感しました。
まぁ、これはギター以外でも仕事だったり人生観だったり、どんな事においても置き換えられる事ですね!
たまには寄り道しても良いけど、本筋からは逸れないようにしましょう。という無理矢理なまとめで締めたいと思います。
久しぶりのブログで張り切ってしまい、長文駄文の内容で失礼しましたm(_ _)m