Rage against the machine

機材の話に戻っていましたが、ふとしたきっかけがあったので今日は機材の話から少し逸れて、僕の好きなバンドについてお話しようかと思います。

 

僕は「Rage against the machine」がとにかく大好きでして、彼らの1stアルバムは今までのフェイバリットアルバムに入るくらいの傑作だと思ってますし、このエントリーも1stアルバムを爆音で聴きながら書いてます!

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改めて見ると、この1stアルバムのジャケットはインパクトありまくりですね(^^;;

その、Rage against the machine(以降Rageと略します)のギタリストであるトムモレロが、最近フェンダーからシグネチャーモデルを発売して、フェンダーがオフィシャルのYoutubeでトムモレロのセッション映像を流していたのですが、その演奏が全くブレる事のないトムモレロ節全開で、観ているうちにRageについて語りたくなったというのがふとしたきっかけであります。

https://youtu.be/EZjtl8jGdac

映像を観てもらえればわかりますが(地味にイイ声!)、ギターでこんな音出せるの?ってくらいの変態的な音を、意外とシンプルな機材を使って出しているのがトムモレロのギターの最大の特徴です。

効果音的な音をいろいろと工夫して出すのですが、他にこんなギタリスト見た事無いですしハッキリ言って唯一無二のギタリストだと思ってます!

 

Rageを知ったきっかけは、高校3年の時に当時読んでいた「バンドやろうぜ」という雑誌(既に廃刊)で、97年に開催された第1回フジロックの特集をやっていて、そこで編集長がRageの事を激推ししていたので近所のTSUTAYAで借りて聴いたのが最初の出会いでした。

最初に聴いたのは実は2ndアルバムだったのですが、1曲目の「People of the sun」のイントロのギターの音で「何じゃコリャ?」と思ったのは記憶に残っています。

後からピックではなく六角レンチで弾いていた事を知るのですが、その後の曲を聴いてもスクラッチ音は出てくるわ宇宙的な音は出てくるわで、とてもギターで出してるとは思えない効果音があらゆる場面で聴こえてきて、肝心のバンドの音もヘヴィなグルーヴに煽りまくるようなスタイルのラップが絡む、今までに聴いた事の無い音で、気が付けばハマってました。

その後、1stアルバムをすぐに借りて、1曲の「Bombtrack」と2曲目の「Killing in the name」を聴いて完全にKOされて、それこそテープが擦り切れそうになるまで聴いてました!

今では空耳アワーでそれぞれ「夜食のパン」と「ナゲット割って父ちゃん」の元ネタ曲として違う意味で有名になっていますが(笑)、当時の音楽シーンでは最重要バンドとして扱われていたように思います。

政治的なメッセージも強く、バンド名の通りRage(怒り)を前面に押し出した、まさにロック=反体制を地で行くバンドでした。

来日公演も復活後のライブも含めて2回観に行きましたし、学生時代は音楽サークルの後輩と一緒にコピーバンドを組んでました。

今思えば、当時使っていたBOSSのマルチME-30で音を再現しようと試行錯誤してましたね~(^^;;

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ワーミーは付いてなかったのですが、Armというエフェクターがあったのでそれでワーミーチックな音を出してましたw

ちなみに、このマルチは今でも持っていて音を作り込めばかなり使えるマルチエフェクターなのですが、また別の機会でご紹介します。

今みたいにネットで情報が拾えない時代でしたので、ギター雑誌のインタビューや数少ないライブ映像が本当に貴重な情報源で、その少ない情報を頼りに試行錯誤をしていたのを思い出します。

 

そんな流れでトムモレロの動画を観てしまったもんですから、今なら手持ちの機材でRageの音を再現できるボードを組めるんじゃないかと思い立ち、ボードを組んでみました!

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トムモレロって意外と使ってるエフェクターの数少ないんですよね。

ワーミー、ワウ、フランジャー(現在はフェイザー使用)、トレモロ、ディレイと、あとはソロ用のクリーンブースター(トムモレロはBOSSのGE-7使用)があればRageの音は再現可能です。

エフェクターは基本アンプのセンドリターンに繋ぐのがトムモレロスタイルです。

なので、ワウが恐ろしくエグくかかりますw

エフェクターで歪ませるのなら歪みペダルをアンプのインプットに入力して、その他のペダルはセンドリターンに接続すればOKです。

このセットなら学生の頃よりかなり再現度高く、Rageのコピーが出来るんじゃないかな~と思っています!

ただ、僕が持ってるギターがことごとくアームの付いてないギターなので、その点で制限が出てくるかもしれません(^^;;

 

トムモレロについて語ってきましたが、実は独創的なプレイスタイル以前に基本的なギターの音や、印象的なリフ等ギタリストとして好きな所がとても多いんです。

基本の歪みはMarshallのJCM800で、刻んでよしカッティングしてよし単音弾きよしな音を作っていて、僕の中で基準になる良い歪みの音を出してます。

奇抜な音を出す事ばかり目立ちますが、基本の音がしっかりしていて、単音弾きのソロもかなりテクニカルなフレーズを弾いているギタリストですので、単純にいちギタリストとして評価すべき所は多いと思います!

僕の中での好きなギタリストベスト10には間違いなく入ってくるギタリストです♫

 

最後に、フェンダーのデモ映像を観て思ったのですが、フレーズや音を聴いてトムモレロだとすぐわかるってリスナーに思わせたら、ギタリストとして勝ちですね!

どんなバンドにいても、このギタリストが弾いてたらすぐにわかるってものすごい個性だと思います。

布袋寅泰のギターも聴いてたらすぐにわかりますし、もう亡くなってしまいましたが元ミッシェルガンエレファントのアベフトシもそうでしたね。

最近のバンドだと、9mm parabellum bulletのギタリストの滝や、今をときめくKing gnuのギタリストの常田も、他のバンドでギター弾いててもすぐにわかるギターだと個人的には感じていますが、話し出すとキリがないのでこの話題についてはまた別の機会で(^^)

 

ちょうどこのエントリー書き終わるタイミングで1stの最後の曲である「Freedom」が流れているので、ここで今日は終わりにしたいと思います。

もしRageを聴いた事が無い方がいらっしゃいましたら、サブスクで全てのアルバムが解禁されているのでこの機会に是非聴いてみてください♫

 

それでは!