今年最後のMy New Gear!Greco GAS-135

どうもです!

先月にライブをやったエントリーを書いてから、決してネタが無いわけではなかったのですが更新をサボっている間に気が付いたら年末になってしまいました…
会社の決算が年末なので、色々と忙しく時間経つのが本当にあっという間です。


今日は、年末にナイスな買い物をしましたのでその事について書きたいと思います!
昨日のクリスマスに、ちょっと良いセミアコをMy New Gearしてきました!
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GrecoのGAS-135という、2003年製の国産のセミアコになります。
セミアコは今まで、DearmondのStar Fire Specialを所有してましたが(実はまだフリマアプリで売れてません…)なかなか音作りが難しく、ハイフレの弾きづらさやチューナーの精度等プレイヤビリティーが正直イマイチで完全に二軍落ちしてしました。
PUもだいぶ特殊でしたしね(^^;;
前から、良いセミアコを自分が出せる予算の範囲内で買えたらいいなと思っている中で、近所に幾つかある中古楽器屋の一つに置いてあった一本に、完全に一目惚れしてしまいました!
ですので、今回買った動機は音ももちろんありますし後述しますが、見た目がとにかく気に入ったのが大きいです!
杢目がまず自然なトラ杢なのがイイですね。
最近は、レスポールを見ても派手なトラ杢より自然な杢目のものが好きなんです。
角度によってうっすら杢目が見えるくらいの絶妙な塩梅!
サンバーストの色味も良くて、所謂ティーサンバーストみたいな色になるんでしょうか?
レスポールのリイシューモデルで見る色の中では一番好きです!
ちなみに、昔所有していたレスポールスタンダードもこれに近い色でした♫

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今改めて見るとバリバリ杢目が入ってるな(^^;;

昔はこういうのが好きだったんですw

セミアコだと、僕が敬愛する古市コータローさんがメインで弾いているES-335がチェリーレッドで、買うならその色が欲しいなと以前は思っていましたが赤は今持ってるギターだとAriaのPE-R80を持ってますし、サンバーストのカッコいいギターってウチに無かったので今あるラインナップの中では色も被らず、我ながら良いセレクトが出来たなと思っています。
ボディサイドにも杢目が入ってるのもポイント高いです!
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そして、このギターはセミアコにしてはとにかく軽いです!
重さは何と3.1キロ!
半年前に買ったRYOGAと大して変わりません。
普通セミアコだと、モノにもよりますが3.6キロくらいからが多い印象なので、一般的なセミアコと比べてもだいぶ軽いかと思います。
調べたところ、どうやらこのモデルはセンターブロックがホロー構造になっているのでそれが軽さに繋がっていて、アンプを通さず生音で弾くと音がよりボディ内で響くのか、かなり生音がデカいです!
最近は5キロ近いカスタムを持っていくと、肩や腰がしんどいなと思う事があるので軽いのは40過ぎたおじさんにとって、非常にありがたいですねw
ちなみに、ここまで軽くてもヘッド落ちしません。


ここからは、音についてレビューしてみます。
普段レスポールテレキャス等、ソリッドギターばかり弾いていたのでセミアコ特有のアタック感や音のバラつき方が、今までに無い感覚でとても新鮮です。
ソリッドギターが「ゴンッ!」「ガツン!」って感じなら、セミアコは「ポコッ!」「フワッ!」って擬音が当てはまるのかなと思います。
よく言われる、音のエアー感というのはこういう事かと、じっくり弾いてみて納得しました!
音の特徴については、ミドルが心地良く出てきます。
レスポールがミッドローの塊をドンッ!って押し出してるのに対して、セミアコはミドルがフワッ!と抜けてくるイメージです。
って、ここまで擬音ばかりで何だか抽象的な表現ばかりになってますね(^^;;
自分の語彙力の無さに呆れるばかりです…
実際、どう言葉で表現していいのか難しいのですがソリッドギターの硬さ、フルアコの柔らかさがイイ感じにブレンドされていると言えば伝わりますでしょうか?
とにかく、レスポールとは同じハムバッカーPU搭載のギターで、マホガニーネックのギターでも音は別物だというのはお伝えしたいです。
積んでいるPUがDRY2という、ヴィンテージ系の出力低めなもので名前の通りカラッとした歪み方をするので、クランチやクリーンで気持ち良い音を出してくれます♫
このPUは、グレコが昔出していたPUの後継機種で評判が良かったというのは事前知識として薄っすらあったのですが、メインで弾いているレスポールのPUが490(フロント)、498(リア)と比較的高出力なPUなので音の傾向としては対照的です。
クランチだとレスポールよりニュアンスは出しやすいと思います。
ギター本体のボリュームの効きも良く、メモリが8くらいでスッと音量も歪みも引いてくるのでこの1本で様々な音が出せます。
この低出力なPUの恩恵として、フロントでも太過ぎず使いやすい音が出せるという事も併せてお伝えしたいですね!
低出力PUなので、ガッツリ歪ませた音を出せないかというと全然そんな事は無く、よっぽどメタルのような激しいディストーションをかまさなければ十分対応可能です!

このブログでも何度も話をしている、敬愛する古市コータローさんみたいな音はマーシャルに繋いでみたら1発で出ました♫

レスポールよりも程良く軽く、ミッドがフワッと抜けてくる音がこのギターで再現出来ます!

マーシャルのクランチサウンドとは相性バッチリですね(^^)

また、オアシスみたいに歪みを強くしてみてもソリッドのギターとは違う、ミッドローのルーズなブワッと(また擬音w)広がったような音も簡単に作る事が出来ました。

誰かが、一番オールマイティなギターは335だ!って言ってたのを思い出しましたけど、本当にいろんなジャンルに対応出来るなと思います。
ハウリングも特に気になりませんでしたね。
まぁ、スタジオに持っていって大音量で弾いてみないとわかりませんので、その辺りは年明けのリハに持ち込んで検証してみます。


弾きやすさについても折り紙付きで、ダブルカッタウェイの恩恵か、最終22フレットまですんなり指が届きます!
ネックの太さも太過ぎず細過ぎずの絶妙な太さです。
メインのカスタムとそんなに太さは変わらないかと思います。
慣れ親しんだ太さって事なんでしょうね。
僕は、見た目が気に入ればプレイヤビリティーは二の次で、よっぽど弾きづらくなければ気にせず使いますがこのギターは、見た目もプレイヤビリティーも合格です!


以上、Grecoのセミアコ、GAS-135についての紹介でした!
実は、今みたいに機材に対して全然興味が無かった学生時代から、グレコレスポールモデルを10年以上使っていたのでとても懐かしかったのと同時に、国産でも良質なギターを作っている事が嬉しくて、国産メーカーに対する見方がこの1本で変わりました。
そもそも、335は今値段上がっているのでとても高くて買えないってのもあるのですが(^^;;
ちなみに、半年前に買ったRYOGAはこれで放出です。
ちょっと音が中途半端でしたね…
それに、軽いってメリットも今回のセミアコを買った事で薄くなりましたし、一気に存在感が無くなってしまいました(^^;;
これからは、ギターについて量より質にシフトしていきます。
中途半端なギターを買うのはやめようかと。
置き場の問題もありますしw


今回のギターは早速年明けのバンドのリハに持っていきますし、メインのギターになる可能性も秘めています!
そんな見て良し、弾いて良しのギターを年末に買えて良かった(^^)ってお話でした!
個人的なクリスマスプレゼントって事で☆


ではでは!