Marshall Origin 20H

どうもです!

暑い日が続きますね(^^;;
最近は仕事も忙しく、気が付いたら週末になってるような日々ですが今日は最近買った機材についてご紹介したいと思います。


今回買ったのは、Marshallのミニヘッドアンプ、Origin 20Hです。
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またMarshallのアンプを買ってしまいましたw
メルカリでかなり安く売っていた所を逃さず購入したので、中古相場よりも格安で手に入れる事が出来ました!
イギリス製ではない事でMarshallにしては安いですし、実は前から欲しいなとは思っていたのですが、マスターボリュームを上げて歪ませる古いタイプのアンプは自分の中で敷居が高く感じてしまい、そうこうしているうちにディスコンになり、試奏が出来ないままより使い勝手の良いSC20Cの方を買ったので諦めていたのです。

しかし、今年に入って買った古いMarshallを模しているSL Driveを弾いているうちに、やっぱりそういうタイプのアンプも欲しいなと思うようになり、今回買ったOriginなら予算的にも何とかなると思い、メルカリで検索条件を保存して、逐一チェックをしていた所今回の出物に出会えたわけです。

我ながら買い物運は結構良いなと(^^)


ここからは音や機能についてレビューしていきます。
音はJCM800を模したSC20Cと比べると、だいぶルーズな音です。
SC20Cは音にかなりエッジが効いていて、ハイがかなり目立って聴こえる印象ですがOriginはミッドローがガツンと出てきます。
ですので、今手持ちのギターだとレスポールカスタムとの相性は最高ですね♫
歪みの量はSC20Cよりも弱く、ガッツリ歪ませても所謂ヘヴィークランチと呼ばれる音で、ブルースや昔のハードロックくらいまで対応出来る音です。

古臭い歪みですが、好きな人にはたまらない音かと♫

右手で歪みのコントロールはしやすいですし、その分ヘタクソなのも即バレますw

ただ、上手く音をコントロール出来た時はずっと弾いていたくなるくらい、気持ち良い音を出してくれます(^^)
SC20Cだとトレブルやプレゼンスをかなり抑えてましたが、Originはローが強烈に出る分ある程度高音成分を出してあげた方が音の輪郭がハッキリします。
GainとMasterで別れているのはSC20Cと同じ形ですが、Originは古いMarshsallを模しているので、マスターボリュームを上げる事で歪むアンプです。

ですので、Gainだけ上げてマスターボリュームを絞って音作りをすると何ともいただけないショボい音になります…
SC20CだとGainを決めてマスターボリュームで調整する形で音作りを完結出来たんですけどね(^^;;
基本デカい音にしないと良い音で鳴ってくれません!
パワー管まで歪ませてこそ、本領を発揮するアンプですし、家で弾く際はアッテネーター必須です。
出力は0.5w、3w、20wと3段階に切替出来ますけど、0.5wでもアンプでガッツリ歪ませようと思ったらかなりの爆音で、日本の家庭事情では無理でしょうね…
たまにレビューで、0.5wなら家でも十分弾けます。なんて書かれているのを見かけますが、クリーントーンじゃないとアッテネーター無しでは絶対無理です。
一度スタジオに持っていって、爆音で鳴らしてみたら20wだととてもじゃないですけどバンドでは鳴らせない大音量でしたw
バンドで鳴らすなら3wでも十分なくらい爆音です!
また、Originシリーズだけに付いている「TILT」というツマミがあって、これは昔のMarshallのような4インプットのアンプで、それぞれのインプットで音のキャラクターが変わるのをこのツマミを回す事で調整が出来るようになっています。
エフェクターのToneのような役割なのかなと僕は認識していて、弾くギターに応じて変えていけばEQをそこまで弄らなくても音がまとまるのかなと。
例えばレスポールカスタムやスペシャルだったらフルに近い所まで回す、セミアコだったらそこより少し絞る、テレキャスだったら半分くらいまで絞るとか。
Gainはノブを引っ張るか、付属のフットスイッチを踏むと歪みとローがブーストされます。
ただ、個人的にブーストさせるとローがボワついて使いづらい音になるので、ブーストはさせずGainをMAXにして、マスターボリュームを上げて歪み具合を調整するやり方で音作りをしています。


それを踏まえた今のセッティングはこんな感じ♫
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ベースは思い切り下げてますが、これでも十分ローが出てます。
特にレスポールだともう少し絞ってもいいくらい。
ミドルは上げ目で、トレブルはSC20Cの時よりは上げてますがプレゼンスは上げると本当にキンキンした音になるので、ギターと合わせて微調整しながら設定する感じです。
マスターボリュームは7~8くらいがちょうどいいです♫
MAXまで上げていくと気持ち良い歪みになっていって、古いハードロックなら十分対応できるくらいの音になります!
その音も好きなのですが、歪み過ぎる1歩手前くらいの音が右手やギター本体のボリュームで色々と音を調節出来て、今は好きですね!


アンプの大きさは、ミニアンプヘッドとはいえまぁまぁデカいです(^^;;
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フルサイズのヘッドの2/3くらいですかね。
重さは約10kgで、SC20Cよりは少し軽い程度ですが、それでも持ち運びは難儀する大きさではあります。
可搬性なら、手持ちのアンプの中ではOrangeの圧勝!
そこは目を瞑るしかないですね(^^;;


OrangeやCarvinのアンプも、まだ処分せずに置いてますがやっぱりMarshallの音が僕は好きです♫
エッジの効き方や、そこまで歪んでないのに歪んでいる風に聴こえるラウドな音が、やっぱり他のアンプには無い特徴なのかなと。
同じイギリスのメーカーのアンプでも、Orangeとは全く違う特徴なのが面白いです。
僕の敬愛する古市コータローさんが、古いマーシャルを現在メインアンプとして弾いていて、ハイコードをブリッジミュートしながら弾くとたまらないと雑誌のインタビューで話していたのが今はとてもよくわかります!
Eをハイコードで弾く時に、5弦7フレットをブリッジミュートした時の音とかたまりません♫


ただ、このアンプを買ってから気付いた弱点も実はありまして…
現代のアンプらしくセンドリターンの端子が付いていて、空間系や揺れモノ系のペダルを通せばエフェクト音が綺麗に鳴るはずだったのですが、パワー管が歪んでいるのでセンドリターンを通したエフェクターの音が濁ります…
これは完全に想定外でした(´Д` )
ディレイなんか、直列で繋いでアンプで歪ませた時と変わらないくらい音が濁ってましたからねぇ…
SC20Cでは綺麗にエフェクターがかかってたので、同じようにかかると思っていたのが間違いでした。
ですので、これから買おうと思っていらっしゃる方は気を付けてくださいm(_ _)m


まぁ、買ってからしばらくしてその問題を解決する新兵器も早速見つけて購入したのですが、それについてはまた次回ご紹介します!


以上、新しく買ったMarshall Origin 20Hの紹介でした!
やっぱりMarshallの音は改めて良いですよ♫
特にGibson系のギターとは相性抜群!
音がデカすぎて、バンドアンサンブルのなかで使いづらいのは玉に瑕ですが、そのデメリットを十分凌ぐメリットがありますし、新兵器は音量問題も解決できる優れモノなのでまた紹介させてください!


ではでは!

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