試行錯誤の繰り返し(後編)

今日も名古屋では晴れているのに雪が舞ってました(´Д` )

早く暖かくなってもらいたいもんです…

 

さて、前回の続きです。

ZOOMのG3を買って、いろんな音が出せる事に満足してた自分ですが、以前にこのブログで触れた1st真空管アンプである、Marshall DSL15Hの音の立体感だったり音圧だったりに衝撃を受けたわけです。

マルチは確かにいろんな音を出せて楽しいのですが、音がどうも嘘くさいというか、薄皮一枚かぶったような生々しさに欠ける音だという事に気付いてしまって、弾いていても満足出来なくなってしまいました…

デジタルな音ですから、仕方ないと言えば仕方ないんですけどね。

 

そこから、アンプを持ち込める時は良いけどそうじゃない場合に、より良い音で鳴らしたいという願望が強くなり、これまでほとんど買った事がなかったコンパクトペダルを買い漁るようになりました。

当時バンドを組んでなかったんですけどね(^^;;

 

今はネットで探せばいろんな情報が得られますし、安くてクオリティの高いペダルも出てる事から、自分が思っている以上にコンパクトペダルの選択肢が増えてるなと実感しました。

マルチを使っている頃は、コンパクトペダルなんかほとんど興味無かったので、新製品の情報はもちろん知らないですし、コンパクトペダルと言えばBOSS!という固定観念があったので、こんな値段でこんなペダルがあるのか!と当時ビックリしていたのを覚えています。

そんな中、手始めに買ったのがJOYOの「Sweet baby over drive」と「Us dream」、Arionのコーラスでした。

そこから仕事の外回り中にハードオフに寄るようになり、格安で良いペダルを手に入れられる事を知り、昔マルチを買った時に付属してたエフェクターボードにこんな感じで組んでました。

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再度言いますが、この当時バンドを組んでいませんw

そして、ほとんど安ペダルw

 

ここからどんどんエスカレートし、ヤフオクでペダルを購入したり、デジマートをチェックするのが日課になったり、某楽器店で格安で販売していた大型のエフェクターボードを購入し、最盛期にはここまでのペダルをボードに盛り込んでました。

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改めて見ると盛り過ぎですね…

要塞まではいかないにしても、砦みたいなセットだなこりゃ∑(゚Д゚)

もちろん、このボードに収まりきれないペダルも数多くありました。

 

ただ、せっかく組み込んだ大きなエフェクターボードも外に持ち歩く事は結局一度も無く、それからいかにコンパクトにして可搬性を良くしていくかという方向で考えていくようになります。

写真が残っていませんでしたが、100均で売ってるアルミの網に結束バンドでペダルを固定して、ギターケースにそのまま網ごとぶち込む形で運んでライブをやった事もありました。

結束バンドで固定するとペダルの入れ替えが面倒なので、これまた100均で買ったスノコにマジックテープを貼って簡易的なエフェクターボードを作ったりもしました。

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これはメインのボードからあぶれたペダルで組んだ時ですね。

 

そして、現在は組んでいるバンドがそこまで音数を必要としないのと、エフェクターボードを持っていくのそのものが面倒だって事で、数種類のペダルを持ち込んで床に直置きスタイルになりました!

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 う〜んシンプル!

パワーサプライのコードとか汚いけどそこは気にしない気にしない(^^;;

 

これくらいのペダルの数ならギターケースのポケットに十分入りますし、ペダルを並べ換える時にもすぐに対応が出来るので、今の活動ならこの形で問題無いという結論に至りました。

あと、友人のライブを観に行ったりすると、どうしても出演バンドのギターの機材に目が行ってしまうのですが皆さん要塞のようなセットを組んでる人が多い気がします。

基本的に天邪鬼な性格なので、その流れに敢えて反する形という意味でも逆に新鮮でカッコいいかなと(ただのマイノリティ気取りとも言いますねw)!

 

紆余曲折、試行錯誤の繰り返しの末にシンプルな構成となりましたが、まだまだ良い音が作れるんじゃないか?と突き詰めていくとキリがなくて、ギターと手持ちのペダルのポテンシャルを最大限に引き出してやろうと、実は未だに試行錯誤は続いています(^^;;

誰かが歪みペダル探しの旅に終わりは無いと言ってた事が少しわかったような気がします。

 

そんな現時点で最新のペダルの組み合わせはこちら!

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写真には写っていませんが、先頭にチューナーがありますのでペダルは6個になります。

チューナーの後に置いているZOOMのPD-01は基本掛けっぱなしで、その後のBB Preampはソロ用のブースターとして使っています。

ディレイはmooerとグヤトーンで悩んだのですが、使い方はロカビリーチックなショートディレイで、バンドと合わせた時にグヤトーンの方が良い意味でディレイのクセが強く音も映えたので、グヤトーンが勝ち残りました。

バッキング用の歪みで、ZvexのBox of rockか、OCDのパクりペダルであるJOYO Ultimate driveでどちらにしようか悩んでいる所です。

Box of rockをバッキング用にすれば、付属のクリーンブースターも使えて2通りのブーストで幅広く音を作れると見込んでいたのですが、ここに来てOCDのパクりペダルでセッティングを詰めたらセミアコとの相性がバッチリで、非常に悩ましい状況なんですね(^^;;

ちなみにどちらのペダルも、手持ちの中では最大級の音圧を誇るペダルになります。

両方持っていけばいいじゃんとも思うのですが、足元はなるべくシンプルかつコンパクトにしたいのと、スタジオで大音量で鳴らしてみないとわからない所もあるので、次回のスタジオでBox of rockとUltimate driveでどちらがバンドサウンドに馴染んで、良い音がするかをジャッジします!

 

こうやって音作りで試行錯誤するのもギターの楽しみの一つですよね♫

今の手持ちのギターの特徴がわかっていて、それに合わせて手持ちのペダルの特徴を組み合わせて狙った音を作る。

組み合わせはいくらでもありますし正解も無い。

また、弾き手の腕次第で音も変わってくる。

そんな袋小路に真空管アンプを買った事から見事に迷い込んでしまいましたが、これはこれで幸せな事なのかな〜と最近少し思います!

まぁ、独身時代のように欲しいペダルがあったらすぐに購入というわけにはいきませんが(^^;;

実は、今めちゃくちゃ欲しいペダルが一つありますがそれについてはまた別の機会で。

 

2回に渡ってツラツラと書いてみましたが、これからも機材についてはこの場でお話出来ればと思っていますので改めて、お付き合い宜しくお願いします!